■大人の歯(永久歯)への生え替わり(歯牙の交換)/(ただし“親知らず”は除きます。)
1) 胎生4ヶ月〜生後9ヶ月(形成開始期):乳歯根(子供の歯の根っこ)の先に、将来の永久歯の・・たね(歯胚)が出来てきます。
2) 胎生5ヶ月〜生後2年(組織・形態分化期):歯の種が大きくなって歯小嚢(ししょうのう)という袋の中で永久歯の輪郭が
出来て きます。
3) 出生時〜生後3年(石灰化開始期):袋の中で歯冠(歯の頭)の部分が固まり始めます。
4) 生後3年〜8年(歯冠完成期):歯冠(歯の頭)ができあがります。
5) 生後4年〜10年(萠出準備期):歯根(歯の根っこ)を作りながら、永久歯冠が歯ぐきの表面を目指して伸び始めるので、
乳歯の根は圧迫されて溶け始めます。
* いよいよ萠出(歯が歯ぐきから頭を出すこと)*
6) 6〜7歳:まず(下6)が、続いて(上6)が、乳臼歯(E)の後ろに顔を出します。
7) 7〜8歳: 根っこを無くした乳歯(まず下A続いて下A)は、徐々に揺れ始めやがて抜けてしまいます、そしてその後から永久歯が
(下1)→(上1)の順に顔を出します。
8) 8〜9歳:同様に(下2)→(上2)の順に生え変わります。
9) 10〜12歳:続いて多くの方では、(下3)→(上4)→(下4・上3)→(上下5)の順に生え変わります。
10)13歳頃:最後に(下7)→(上7)が生えてきて永久歯の歯並び(永久歯列)は、一応完成です。
* この後永久歯は、歯根が完成するか、噛み合う相手と出会うまで伸び続けます。
* 現在多くの方は、上下左右に各7本ずつ、合計28本の永久歯で歯並びができていますが、4本前後の個人差が有ります。
* 親知らず(前から8番目の歯)は、(上下7)が生えてから5〜10年ほど後に生えてきたりします。 |