虫歯予防について




■虫歯のメカニズムから見た虫歯予防

 

歯に悪い栄養学
虫歯や歯周病の原因は、歯に付着した食べ物の磨き残しと細菌が一緒になって出来た、プラークです。プラークは非常にネバネバとした粘着性の物質で、歯に付着すると、うがいをした程度では落とすことが出来ません。またプラークの出来る量は、食べ物の種類によってに違いますから、普段召し上がっている食べ物が、歯にどのような悪影響を及ぼすかを知識としてお持ちいただいて、なお且つ予防の歯磨きを欠かさないようにして下さい。

歯にとって危険な食べ物 = 細菌の大好物 
炭水化物 (タンパク質も
⇒ これらが食べカスとしてお口の中に残っていると細菌がこれらを分解する途中で酸が発生します。( これらからたくさんのプラークが作られます。)粘着質でお口の中に残り易い食べ物 ⇒ キャラメル・クッキー・ビスケット等・あんこ酸性で歯を溶かす恐れの有る食べ物 ⇒ 清涼飲料水(多くの場合、多量の糖分も含んでいて更に危険)

歯に良い栄養学
歯は、胎生7週から創られ始め、生後16年(歳)頃に歯の根っこが完成するまで創られ続けます。もうすぐ生まれてくる赤ちゃんや、大切なお子さんの歯が、少しでも丈夫になるよう、歯に良い食べ物を食べるようにしましょう。
まずは、好き嫌いを無くしバランスの取れた食事をすることが1番大切です。その上で次のことを知っておいて下さい。

丈夫な(結晶が密な)エナメル質(歯の一番外側)を作るためには、カルシウムとリンそしてビタミンAが必要です。
⇒ 小魚・牛乳・バター・人参・ホウレン草 をたくさん食べましょう。
ビタミンCが不足すると象牙質(歯の主要部分:エナメル質の内側)の形成不全が起こったり。歯ぐきから出血し易くなったりします。 ⇒ 新鮮なフルーツ(特にかんきつ類)を頂きましょう! ビタミンDが不足すると歯や骨が充分硬く固まることが出来ません。(石灰化不全)⇒ バター・牛乳・卵黄をたっぷり取りましょう!!繊維が多く含まれている食べ物は、噛み潰すたびに歯の表面の汚れを取り除いてくれます。生野菜は、歯のお掃除も出来て一石二鳥。(決して歯の隅々まで磨けるわけでは有りません、やはり食べた後は、しっかり歯磨きして下さい。)