特集


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もうすぐ生まれるお子様の歯の成長について

回答
歯には、一本ずつ“歯番(しばん)”と呼ばれる番号(記号)が付いていて、歯科医療従事者同志の情報伝達がスムーズに行くように成っています。

歯の萌出(生えてくること)と(乳歯から)大人の歯への交換は、この“歯番”を使ってご説明いたします。

詳しくは下の文字をクリックして下さい。

 
歯番(歯の記号について) 乳歯(子供の歯)が生えて来るまで 大人の歯(永久歯)への生え替わり(歯牙の交換)
   

7
お母さんとお子様の歯を強くするために

回答
歯はハイドロキシ アパタイトと言う結晶で出来ていますが、遺伝的な要素や歯が造られた時のからだの状態により結晶の完成度に違いが生じてしまい、完成度の高い結晶からなる歯ほど強いと言えます。

しかし、いくら強くとも酸に溶けるという性質に変わりは有りません。

そのため、お手入れを怠るとやはり虫歯に成ってしまいます。

では、歯を強くするにはどうすれば良いのでしょうか?

まず、胎児としてお腹にいる間はお母さんが、そして生まれてからはお子様自身が、好き嫌いを無くしバランスの取れた食事をするように心がけなくてはなりません。

特に、カルシウムとビタミンを充分に取る事が重要です。

一方、歯が出来てしまった後も食事に気を付けることは大切なのですが、最近はフッ素が歯を酸から守ることが知られていますので、これらの効果を利用するのも良いことだと思います。

ただし、フッ素の化合物の中には猛毒の物がありますから、フッ素が含まれていれば何でも良いと言うわけでは有りません、虫歯予防専用の物をご使用下さい。

詳しくは下の文字をクリックして下さい。

       
キシリトールについて  フッ素について 歯に悪い栄養学と良い栄養学について
   



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妊娠中の口臭について

回答
身体はホルモンの働きで常に一定のバランスを保っています。(恒常性と言います。)

しかし、女性の場合( 子孫を残すという大切な役割を果たして下さっているにも拘わらず、と言いましょうか、それが為に、と言うべきでしょうか)、月経前や妊娠によってホルモンのバランスが大きく変化するため、体調を崩したり、身体の抵抗力が落ちた  りします。

その時、お口の中の細菌数が一気に増加するので、口臭がきつくなってしまいます。

予防法として、その時期は普段以上に歯磨きの回数を増やすとともに、殺菌作用の有るうがい薬や、フッ素やキシリトールを利用した積極的な細菌対策を行って下さい。

また、体調が悪いときは婦人科を受診し早期の回復に努めて下さい。

歯の詳しい磨き方については下の文字をクリックして下さい。

歯磨きについて



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妊婦さんの虫歯治療

回答
いくら妊娠中だからと言っても、細菌は容赦してくれません。

それどころか、妊娠によるホルモンバランスの変化で体調のバランスが崩れたりすると、容易にその隙を狙って増殖を開始します。

ですから、妊婦さんは普段異常に病気に対する注意が必要です。

しかし、残念にも虫歯にかかられた場合は、お腹が安定する妊娠4ヶ月〜8ヶ月の間に、治療を受けるようにして下さい。

(出きれば、妊娠前に治療を終えておかれることが望ましいのですが。)



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妊婦さんへの歯科麻酔について

回答
麻酔の方法は、全身麻酔と局所麻酔の2つに大きく分けることができます。

通常、歯を抜く場合は、局所麻酔の中の浸潤麻酔と言って、治療する範囲のみを部分的に麻酔する方法で行います。

このとき用いる麻酔薬は劇薬の指定を受けていますが、使用量が1ml〜5mlと少量なことと、メーカーからアレルギーの少ないものが開発され、現在歯科医院ではそれらを使用していますからほとんどの場合ご心配要りません。( ただし、アレルギー体質の方は注意が必要です。)

また、体内に入った麻酔薬は、血清や肝臓中で速やかに分解され尿と共に排泄されます。ですから、妊婦の方にとっても、麻酔薬が胎盤を通過することは無く安全です。

一方、麻酔をするときに用いる注射の針のサイズは、歯科のものは医科のものより相当細く出来ていますから、刺したときの痛みも昔に比べると相当軽減されています。

“それでも注射が恐い”とおっしゃる方は、表面麻酔といって針を刺す前に、予めその部分をしびれさせる“麻酔ジェルを塗る方法”がありますからそれをご希望なさってはいかがでしょうか?



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麻酔の前の予備知識

回答
* 麻酔を行った近くに、唇が有ると唇もしびれます、鼻があると鼻が詰まったりします。

* 麻酔薬の中には、使用量が僅かでも効果が長持ちするように、“血管収縮剤”というものが入っています。

  その薬の影響で、麻酔の後、心臓の鼓動は激しくなり、一時的に血圧が上昇します。

* 高血圧の方や、以前に麻酔を打って気分が悪くなったりアレルギーの出た方は、予めお申し出下さい。

* 心臓に疾患があったり、喘息、アレルギー体質の方も予めお申し出下さい。

* 麻酔の後、気分が悪くなったり(宙に浮いた感じになったり)、頭痛が生じたときは、遠慮なくその旨を主治医に伝え、

  治療をストップしてもらって下さい。

* 治療前に緊張している場合は、別のことを(治療後、何をして遊ぶかとか)考えたり、足上げ腹筋をしたりして、

  注意をそらして下さい。(呼吸は深くゆっくりと!)


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